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ロハスの意味 |
."LOHAS" 最近すっかりメディアでもおなじみになった言葉ですが、LOHASは、アメリカで
1990年代の終わりに生まれたコンセプトです。Lifestyles of Health and Sustainability の
頭文字をとったもので、健康と地球の持続可能性を志向するライフスタイルという意味で
「ローハス」または「ロハス」と呼ばれています。アメリカの中西部、コロラド州ボールダーで
生まれ、その後ニューヨークに入り全米のトレンドとなりつつあります。
日本では、2002年の9月「日経新聞」生活情報面に載った一つの記事が、本格的にLOHASを
紹介した初めての記事でした。その後、百貨店各社でLOHASフェアが開かれたり、一般紙や女性
誌などで取り上げるようになり、認識度は高まっています。
アメリカで誕生した"LOHAS"というコンセプトが急速に私たち日本人の気持ちを掴んだのは、
その発想がある種とても日本的な「人は自然の一部」という思想に近いものを直感的に感じとる人
が多かったからではないでしょうか。
肩肘はらずにエコロジーとエコノミーのバランスをとる生き方、企業活動、まちづくりの一つの
回答がそこに見られたからに違いありません。
地球環境を配慮した生活を心がけている
社会の役に立ちたいと思う
自分のことだけでなく、世の中のことも考えている
日本のことだけでなく、世界のことも考えている
といった、コンセプトをモノづくりやサービスに普及させたいと考える ナカニシン を、あたたかく
支える仲間達を紹介します。
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日本自然村協会 会長 中村 富雄 氏 |
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那須連山の夕日が美しい温泉付き別荘分譲地
「那須自然村温泉別荘地」のオーナーである
中村富雄氏に話を聞いた。
すらりとした均整のとれたスタイル、年齢(77歳)を聞いて
びっくりするほどの若々しさ。
体にいい生活を過していらっしゃるとひと目でわかる。
「ロハスの人」のカテゴリの中に載せたいとの申し出に、
最初は躊躇していらしたが少しずつ話し始めていただいた。
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「人間は自然のそのもの」「自然こそ原点であり、絶対真理である」「地球(船の中と例えて)を
壊している人間は、エゴそのもの」「いまこそ、原点に戻って見直すべき」ということで、
自然農法による農業を始めた。
無農薬・無耕作である。
食に対する考え方は、すなわち、生命を大切にするということにつながっている。
「土から食材を料理するのは母親。今、その母親が作ることをしない。(買ってきたものを並べる食卓)
作るプロセスを見せないで、子供がよく育つはずがない。
一億分の一の奇跡で生命は誕生する。その連鎖で今がある。
だから、生命(いのち)を生かしきることが大切。
自殺は最もひどい反逆行為である。
太陽系―地球―生命 神に選ばれて生まれてきた。感謝の気持ちで生きる」と、
ゆっくりと力強く語る中村氏。
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今年の元旦に挙げた 2010年代 四大代目標
・優しく 楽しく 美しい ピンピンコロリの 100歳村
・子、孫たちが歓び帰ってくる新しいふるさと こども村
・大地のぬくもりに包まれた無農薬栽培の 生きがい村
・自然にとけ込み、時空を超える魂魄寂静の あんしん村
最後に、自然村創立35周年にちなんだ中村氏の挨拶文の中から、
「感謝と希望の魂」に書かれた言葉を紹介します。
「人間は自然の外にもなく、上にもなく、自然そのものである。
この自然の、異邦人であってはならない。」
那須自然村 : http://shizenmura.co.jp/index.php
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俳優 鈴木 正幸 氏 |
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生まれは、ハルピン。
出身地 青森県弘前市 白神山地東側。
「子供の頃の遊び場がなんと、世界遺産になってしまった」
と、冗談まじりに言う。
昭和21年 生まれ いぬ年
「3年B組 金八先生」で、おまわりさん役で有名な
鈴木正幸氏。
普段もあの様な話し方なのかと思いきや、いたって
標準語。でも、おまわりさんのセリフ(津軽弁)は地で
いけるそうだ。
中村氏の有する自然村の住人。
永住をはじめたのは9か月前とか。
それまで16年間は別荘として月に1回くらい来て、
過ごしていたそうだ。
生まれ育ったふるさとに似た地を探していた時、
ちょっとしたご縁で自然村に出会い、ひと目で気に
入って購入。
以来、青森―那須―東京という生活が始まる。
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子供の頃から山の中で暮らしていたので、都会で生活したくないと、自然の中でのくらしを求める。
「自然との共生」が、鈴木氏の生き方、スタイルなのだ。
そこで今、那須の地で暮らし、地方や東京の仕事も難なくこなしている。
彼のライフワークのひとつは、「津軽弁」。
何もしなければ消えていってしまう文化を残したい。
今まで芸能界で順調にやってこれたのが不思議。
仕事だけに固執しないで自然体でやってきたのが良かったのかも知れない。
良い縁に恵まれ、出会いに恵まれ、感謝。
これから自分に何が残せるのかを考えたとき、自然―青森―津軽弁に行き着いた。
やり方はいろいろ、詩を朗読したり、寸劇やひとり芝居なども得意とするところだ。
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もうひとつは、無農薬の野菜作り。
15年前から畑作りをしていたが、ひと月に一回しか管理できなかったため、
雑草の中の野菜を収穫することに。
でも、その野菜たちが大きくなっている!ことを発見。
手間ひまかけることは、野菜たちへの過保護では?と考えた。
永住しはじめて作った無農薬野菜のおいしいこと!!
「味がちがうんです!」と、大きな瞳をさらに大きくして力説する。
「自然との共生」を文字とおり満喫している鈴木氏。
これからが、楽しみですね。
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(株)さくら自動車工業 代表取締役 井上 靖彦 氏 |
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栃木県那須塩原市(旧黒磯市)出身 昭和21年生まれ
ナカニシンとは他人だが親戚以上に付き合っている。
学校卒業後、1年間東京で自動車関係の仕事について
働いていたところ、母親の病気で長男ということもあり、
実家に呼び戻される。
旧黒磯市の自動車整備工場に勤め、4〜5軒の会社で
経験を重ねて30歳で独立。
実弟と二人で整備工場を始める。
「すばらしい塗装技術を持つ実弟と組んだおかげで順調に
会社も成長できた。今があるのは弟の力ですよ。」
とあくまでも謙虚。人の良さがうかがわれる。
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「子供の頃の様々な経験が、今考えると自分の基礎になっていると思う。今みたいな時代でなく、
皆が貧しかった。その中で子供達は、子供達の縦社会の中でもまれ、大きくなっていった。」と、
その頃のことを、懐かしく話してくれた。ガキ大将の話、川に投げ込まれて泳ぎを覚えたこと、
釣りの仕方とにかく子供の頃の仲間意識はずっとそのままだと、きのうのことのように想い出し
ながら話す表情に哀愁が漂う。
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ライフワークは?
の問いに「ソフトボールとイワナ釣り」と答えてくれた。
自然を相手のスポーツ「イワナ釣り」は、奥が深い。
賢い魚だけにとてもおもしろい。季節の美しさを味わいながら、
自然に溶け込む時が至福の時と語る。
後継者をきちんと育てた経営者は、仕事とライフワークの
バランスがきちんととれていて気持ちがいい。
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